スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
甲子園観戦
お盆は嫁さんの実家・神戸に帰省。自分のルーツのない「関西」に行くことだけでどこか嬉しいもので、色々回りたいのですが、なにせ「お盆」ですから、そんなに時間が自由がならないのが残念です (^^ゞ。でも、必ず甲子園だけは行くようにしています。

甲子園2006夏

今日の試合は、京都福知山成美 vs 静岡商業。静岡商業の投手はたくさんヒットを打たれましたが、要所を締め、失点をなかなか許しませんでした・・・というと聞こえはいいけど、もういつ KO されてもおかしくない状況だった。でも、それでも点が入らないことが高校野球にはある。この状態が続くと術中にはまってしまい、番狂わせを起こすパターンはよくあるのです。そうなるかと思ったのですが、4回。成美の投手自らがホームランで口火を切って一挙3点。試合の流れを掴みます。それでもその後は無得点。結局あの4回を踏ん張っていれば、どちらに転んだのか分からなかった試合でした。

今年の試合は、まぁまぁ面白かった。でも、一昨年観戦した試合が凄かった。

一昨年は、たまたま我が地元・神奈川代表・横浜高校を応援する事ができました。涌井最後の年。横浜 vs 京都外大西 の試合。球史に残る・・といったら大げさかもしれないけど、すごく白熱した好ゲーム (詳細は asahi.com に)。結局延長11回、横浜が 1-0 でサヨナラ勝ちしました。

その時のことを書こうと思います。(長いので御注意・・・(^^ゞ)
0-0の白熱した投手戦。観戦していてもこたえる猛暑の中、選手達は気力で戦っていました。お互いに決定的なチャンスもあったのですが、お互いの精神力でゼロに抑えているような、そんな緊迫した試合でした。

延長11回裏。横浜の攻撃。先頭打者の打球はセンターの頭上を越える。その後1死1・2塁。ここでバッターは横浜の4番。横浜願ってもないチャンス。京都外大西は最大のピンチ。

打球は、またしてもセンターの頭上を越えるライナーでした。右中間で観戦していた我々の目の前に、その打球は落ちました。京都外大西の中堅手は、ゼッタイに届かないその打球に、ダイビングを図りました。でももちろん届きませんでした。我々も、観客も、そしてその中堅手も、サヨナラを確信した瞬間でした。ダイブした後、そのまま突っ伏して悔しがる中堅手。しかしその瞬間、中堅手は起き上がり、転々と転がる打球を追いかけます。もしかしたら、ランナーが足が攣ってホームイン出来ないかもしれない。最後まで諦めちゃいけない! 中堅手はそう思ったのでしょう。ボールを拾って、振り向き、内野に向かって賢明に投げました。しかし、そのボールを取った内野手は、バックホームしようとはしませんでした。すでに二塁ランナーは生還し、サヨナラ勝ちは成立していたのです。
甲子園2006夏

京都外大西の中堅手は、その事実を知り、再びそこに突っ伏し、動けなくなってしまいました。やっとのことで整列・挨拶をしました。流れる横浜高校の校歌。そして京都外大西は自分達に惜しみない声援を送ってくれたアルプススタンドに挨拶に行きます。中堅手は号泣していました。自力では歩けず、ナインの力を借りて、挨拶に出向きました。

あの最後の打球。あの打球を取れなかったのは、君のせいではない。確かに先頭打者にも同じような打球で頭上を抜かれている。だけどあそこはワンヒットでサヨナラの場面。外野は前進守備を敷いて2塁ランナーの本塁突入を阻止するのが定石。だから浅く守っていた中堅手に罪はない。しかしあの11回裏に、二本頭上を越されてしまった中堅手。敗戦の罪をすべて背負ってしまったかのうような気持ちだっただろう。全然そうではないのに。

しかし、あのサヨナラの打球を抜かれた後の彼の行動には、心の底から感動を覚えた。今考えても鳥肌が立ちます。

「抜かれた」

「終わった」

「負けだ」

「いや違う」

「打球を・・」

「間に合え!」

「あぁやっぱり・・」

その間、1秒か2秒。その短い一瞬に、彼の3年間が全部詰まっているような気がしました。「あの返球」をした京都外大西の中堅手に、心からの拍手を送りたい。あれは決して「無駄な返球」じゃなかったことを、君の野球人生の中で「最も意味のある返球」だったことを、わかって欲しいと思います。

あゝ栄冠は君に輝く。

本当に、彼の元に栄冠は輝いたと思います。

高校野球の真骨頂を見た気がした、2004年の夏の甲子園でした。

スポンサーサイト
【2006/08/14 23:14】 Blog | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<今年の初サンマ! | ホーム | みなとみらいの夕景>>
コメント
コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://masatoshi.blog49.fc2.com/tb.php/46-4a196137
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。